Crown 2      L 7    Why Biomimicry?

 

 

 

 

 

Part 3

 

 

 

ベニュスは、私たちは解決策がないからではなく、正しい方向を見てこなかったから、環境問題に直面しているのだと信じています。実際に、インスピレーションを自然に求めることによって、私たちはたくさんの問題を、特にデザインの分野での問題を解決できます。

 

 

 

日本のエンジニアたちは、ある問題を抱えていました。新幹線の列車はトンネルに入るときに、とても大きな音を立てました。この問題を解決するために、エンジニアは水しぶきを上げないで水の中に飛び込む鳥のカワセミに助けを求めました。彼らは解決策を見つけました。列車の先端部分を、カワセミのくちばしと同じ形に設計したのです。

 

 

 

ジンバブエのハラレにあるイーストゲートセンターは、環境にやさしい空調システムで有名です。この建物を設計した建築家は、シロアリの塚に発想を得ました。シロアリは塚にある小さな穴を開けたり閉めたりすることによって、生活空間を快適な温度に保っています。建築家はイーストゲートセンターでも同じようなシステムを使って、電気を節約しました。

 

 

 

サメは地球上で一番古い生物のひとつです。彼らは環境に完璧に適合しています。例えば、皮膚の模様は、バクテリアから自分を守っています。科学者は、学校や病院のような場所でバクテリアから守るために、壁にこれと同じ模様を使う方法を見つけ出しました。

 

 

 

 

 

Part 4

 

 

 

バイオミミクリーは、私たちが自然をもっと意識するようになり、それによって私たちに生活様式を変えさせる手助けをするかもしれないと、ベニュスは信じています。私たちは自然を永遠に利用し続けることはできないし、ゴミを環境に捨て続けることもできません。

 

 

 

あまりにも長い間、私たちは、技術革新が私たちにとって良いものであるかどうか、あるいは、それがお金を生むかどうかということによって、技術確信を判断してきました。私たちは地球全体にとって良いことを最優先にする [第一に考える] べきだと、そしてそれは私たち人間にとっても良いだろうと信頼すべきだと、ベニュスは提案しています。新しい問いは以下のようであるべきです。それは調和するだろうか? 自然の中にこれのお手本はあるのか? それは地球と未来の世代にどのような犠牲を強いることになるだろうか?

 

 

 

バイオミミクリーは、私たちの未来において大切な役割を演じることのできる強力な道具です。初期の頃は、とても広い世界に、私たち人間はほんの少ししかいませんでした。今では、人口は急速に増えています。そして私たちは環境に悪い影響を与え始めています。私たちはとうとう、以下の問い対する答えを探しています。「私たちは故郷である惑星を破壊することなく、どのようにしてそこで暮らすことができるのだろうか。」 バイオミミクリーは自然に対する新しい見方であるだけでなく、地球という惑星で私たちが生きいくためのカギでもあると、ベニュスは信じています。私たちは地球上で暮らす方法を学ばなければなりません。地球は私たちの故郷ですが、私たちだけのものではありません。

 

平英数教室

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