Cultural Portraits 3年      L 12     

 

 

 

前半のみ

 

 

 

時間の認識と使い方は文化によって異なります。他の文化に比べて、時間厳守は米国と日本ではきわめて重要です。時間は無駄にされるべきでない貴重なものです。その一方で、時間厳守がより重要でないので、遅れることが普通であるという文化もあります。人々は時間をどのように認識し使うかに関してしばしば意識していないので、そのような違いは異文化間の意思の不疎通という結果になることがあります。

 

 

 

米国と日本は単時系のタイム・システムに従っています。単時系の社会は、時間を触れることのできる極めて貴重なものと見なします。時間厳守が大切にされ、スケジュールや予定表は厳密に守られます。アメリカ英語には、時間に付けられる高い価値を示すいくつかの比喩があります。時間が、節約されている、使われている、無駄にされている、失われている、つぶされている、あるいは、なくなりつつある、です。例えば、「私たちはレストランを探して1時間無駄にした。」あるいは「私たちはこの代わりの道を行くことによって1時間節約した。」(があります) 同様に、「時間通りに来る。」という表現は、日本での時間厳守の重要性を示しています。

 

 

 

複時系のタイム・システムは時間を概念化するもう1つの方法です。複時系の社会は、時間を抽象的に見ます。だから彼らの生活は時計によって追われてはいません。対人関係を築いたり維持したりすることは、複時系の人々にとって極めて重要なので、彼らは約束に時間通りに着くことよりも家族や友人と時間を過ごすことの方により高い価値を付けます。ラテンアメリカやアラブの文化は複時系の社会の例です。

 

 

 

 

 

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